Ninja Anatomy Japan が古今東西のからだのニュースを集めてきます

■ 未来の触覚技術:無いモノに触れる

しんちゃん
しんちゃん

ねぇクニサダ、何か面白いニュースない?

クニサダ
クニサダ

猫に触らないのに、猫の毛が感じられる

というニュースはどう?

しんちゃん
しんちゃん

何それ、おもしろそう!

クニサダ
クニサダ

東大の割澤先生が開発した “FurAir(ファーエア)”

という名前の装置なんだけどね、


しんちゃん、
ふぅたのことよく触ってるじゃない?

ふぅた
(学校にいる忍者猫)
しんちゃん
しんちゃん

うんうん。かわいいよー

ふぅた
(忍者猫)
ふぅた (忍者猫)

にゃーん

クニサダ
クニサダ

ふぅたの毛並みを、

ふぅたがいなくても感じられる装置だよ

しんちゃん
しんちゃん

えーすごい!
どうやってやるの?

クニサダ
クニサダ

Pseudo-haptics(疑似触感)

空中超音波触覚フィードバック

という技術を使ってるんだって

しんちゃん
しんちゃん

どういうこと?

クニサダ
クニサダ

すごいよね!

Pseudo-hapticsは、

実際に触ってないのに触った感じがする技術で、

空中超音波触覚フィードバックは、

超音波を使って、毛の感触みたいなものを再現するんだって

しんちゃん
しんちゃん

超音波って音のこと?

それで“モフモフ”がどうやって感じられるの?

クニサダ
クニサダ

うん、

超音波で手に触れるような感じを作り出して、

いろんな毛の感触を再現できるんだ

しんちゃん
しんちゃん

毛の感じが変わるの?

クニサダ
クニサダ

そうだよ。手の動きによって、毛をなでる方向に合わせて、

感触が滑らかだったり、ちょっと粗かったりするんだって

しんちゃん
しんちゃん

すごいね! 毛がなくても

“モフモフ”って感じられるなんて、

不思議だね。

ここからはしんちゃんの悩み相談です

しんちゃん
しんちゃん

これを使うと、先生に僕の気持ちを

分かってもらうことできるかな?

クニサダ
クニサダ

どういうこと?

しんちゃん
しんちゃん

先生たちは、僕が何でうまくできないか分からないみたい。

この装置で、僕が高く跳べないとか、速く走れないとか、

そういうのを先生に感じてもらえるかな?

クニサダ
クニサダ

ああ、つまり、この技術で、

しんちゃんのカラダの感覚や運動の限界を

先生に “感じて” もらいたいってことかな?

そしたら先生たちもできない人の気持ちを

もっと理解できるようになるかもしれないね

しんちゃん
しんちゃん

うん、そうだよ。

先生たちが僕の気持ちや

体の状態をもっと理解してくれたら

もっといい練習ができると思うんだ

クニサダ
クニサダ

面白い考えだね。

確かに、

運動をするときの

しんちゃんの筋肉の緊張や

関節の可動域の限界を

先生が “感じる” ことができたら

教え方が変わるかもしれない

しんちゃん
しんちゃん

僕がどこで苦労しているか、

先生も、もっと理解できるようになるかな?

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